日本酒をより楽しむため、専門用語だとか特徴だとかを学んでいきます!
純米吟醸って特定名称のこと!
日本酒(国産のものでできた清酒)の中でも
- 農産物検査法で格付けされたお米を原料に使っている
- かつ、麹米の15%以上で使用している
特別な日本酒につけられる名称、分類的なものです。
👆麹米:米麹を作るときに使う白米のこと。
麹米とか米麹とかややこしい・・・
麹につかう米
米でできた麹
特定名称のついていないものは「普通酒」、単に「清酒」とだけ記載されることも✍
有名銘柄でも、普段とちがったお米や製法で醸した「敢えての普通酒」があったり!!
普段とちがう香味が楽しめたり、酒造さんの新たな挑戦に出逢える機会だったりします✨
いわゆる「純米大吟醸」レベルのお酒がお安くGETできるかも・・・☺
特定名称の種類や条件は?
特定名称には成分のちがいで大きく分けて2種類🍶
- 純米酒系 米+米麹+水
- 本醸造酒系 米+米麹+水+醸造アルコール
👆醸造アルコール:でんぷんや糖質を発酵させて蒸留したアルコール
さらにお米の磨き度合い(=精米歩合)・香味・製法により吟醸酒と呼ばれます。
- 精米歩合60%以下
- 固有の香味と色沢が良好
- 吟醸造りという製法が用いられている
👆吟醸造り:よく磨いたお米を低温(10℃前後)でゆっくり(1か月程度)発酵させる製法
手間暇かけることでじっくり醸される吟醸酒。
いわゆる吟醸香といわれるフルーティーな香りがたのしめます🍶
普段食べるお米も、茶色の玄米からつるつる真っ白のお米に精米しますよね!
日本酒用のお米の精米では、食べるお米よりさらに削って中心部分だけを使います。
同じ吟醸酒系でもその削り(磨き)の割合によって、よく聞く2種類に分かれます。
- 吟醸酒 精米歩合60%以下
- 大吟醸酒 精米歩合50%以下 大吟醸の方がより手間がかかっているんですね!
獺祭(旭酒造さん)の「純米大吟醸 磨き二割三分」は
醸造アルコールを使っていない純米系 + 精米歩合23%の大吟醸酒
23%ということはお米の77%は削って、中心の23%のみ使っているということ!
大吟醸の中でもハイクラスと言えますね☺✨
「磨きその先へ」というさらに上をいく磨きのお酒もある驚き!
トリビア 「大吟醸じゃないのはなぜ???」
日本酒を飲んでいるとたまに遭遇する不思議。
「純米大吟醸」の条件を満たしているのに「純米酒」だったりするお酒。
もちろん理由は蔵によっても様々ですが、
- 精米歩合30%と50%のお酒を醸している場合に敢えてクラス分け
- すべてが純米大吟醸クラスで、さらに手間のかかる製法の日本酒を造っている
- 特定名称に惑わされずに選んでほしい
などなど酒蔵さんのポリシーや特徴が込められています!
「純米酒」だからって安いわけでも手間がかかっていないわけでもない!
日本酒造りには様々な製法や工程があって、手間も時間もコストも思いも様々。
好みの一本に出逢えたら最高の瞬間ですね🍶✨
味のちがいはあるの?
👇酒造さんや製法によってはさらに特徴が出ることもありますが、大まかにはこんな感じ。
- 純米酒系 濃いめ お米の旨味
- 醸造酒系 すっきりめ 辛口傾向
- 吟醸系 フルーティーで華やかな香り(吟醸香)
純米吟醸だとお米の旨味とフルーティーな香りが楽しめるし、
醸造酒系ならキリッとした味わいが楽しめる。食中にもピッタリ◎
「お酒っぽい味・香りが苦手」な方は純米吟醸系がおすすめ✍
まとめ
👇なんやかんや説明しましたが、簡単にまとめるとこう!
特定名称って格付けのようにも見えますが、どのお酒も手間がかかっていて違いも様々。
要件を満たさないだけで一般的な純米大吟醸よりも手間やコストのかかっているお酒も・・・
等外のお米=マズイ 吟醸以外=マズイ ではなく!
はちゃめちゃ美味しい日本酒がたくさんあります!!
好みのお酒探しの参考までに、特定名称の有無に惑わされずいろいろ試していきたいですね☺🍶
食事に合わせてチョイスできる楽しみも☺
飲むときの温度でもそれぞれ風味が変わって楽しい🍶
\無限大に楽しめる!日本酒最高!!/
次回>>日本酒の温度について☺✍
\感想・リクエストはコメントやinstagramでもお待ちしています!/
コメント